ブランドマーケッターによるウェブサイトのうち、次の条件を満たすものを、「ブランドによる非ブランドサイト」を呼んでみたい。
- 企業名や商品名を前面に打ち出していない
- 独自ドメインで中長期に渡って運営している
- メディアによる広告企画でない
ブランドによる非ブランドサイトとして評価されているのが、ジョンソン・エンド・ジョンソンの妊婦・母親向けの情報サイト「BabyCenter」だ。経営破綻したイートイズから2001年に買収、積極的に世界展開した。2008年3月にアドエイジが発表した「Digital A-List 2008」にも選出されている。
トイレタリーカテゴリーでは、プロクター・アンド・ギャンブルも思春期の女性向けサイト「BeingGirl」を展開している。カラダとココロの話題、生理用品の紹介など。日本を含む世界で展開している。
日本では、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンによる子どものいる女性向けサイト「WOMAMA」や、ワールド・ファミリーによる子育てコミュニティーサイト「Macoron!」などが、協賛企業とともにブランドによる非ブランドサイトを展開している。
広告が氾濫する世の中で、消費者との絆を結ぶ手段として、ブランドによる非ブランドサイトはますます評価されるのではないだろうか。
国内事例だと、NECが運営しているwisdomというビジネス情報サイトもブランドによる非ブランドサイトですね。
B2Bにおける良いブランディング事例のひとつかなと。
http://www.blwisdom.com/
投稿情報: B2B | 2008年11 月28日 18:34