広告コミュニケーションの新しい手口として、AR(Augmented Reality、拡張現実)に注目している。今年は日本でもARが広告に活用され始めるのではないだろうか。AR広告元年の到来を予感させる事例をいくつか紹介。
- BMW - Das neue MINI Cabrio
http://www.mini.de/webcam/
「MINI Cabrio」のAR。3Dのプラグインをインストールしたうえで、台紙となる広告をウェブカメラにかざすと、何もないはずの広告の上にリアルな自動車が出現する。ディーラーに足を運ばせるのが難しいなら、手のひらにショールームをつくってしまおう。そのような発想かもしれない。 - Ford - Go Find It
http://www.youtube.com/watch?v=PrwmHnnSXYo
新型「Ka」の発売前プロモーションとしてヨーロッパで展開されたAR。QRコードのステッカーからアプリケーションをダウンロードして、携帯電話のカメラをかざすと、スクリーンに3Dの自動車が出現する。ある角度からのぞくと「GoFindIt.net」というURLを見つけることができる。 - metaio - Virtual Santa
http://www.youtube.com/watch?v=04qiDsgcpaI
ARソリューションを提供するメタイオが公開した、iPhoneで楽しめるAR。iPhoneのカメラをマーカーにかざすと、スクリーンにサンタさんが出てきて歩き回る。iPhoneでARを展開できるならば、日本でもARは身近なものになりそう。 - AID-DCC & Katamari - Happy New Year ‘09
http://09.aid-dcc.com/
AID-DCCとカタマリによる今年の年賀コンテンツ。同社から送られてきた年賀状(ダウンロードも可能)をウェブカメラにかざすと、マーカーの上を牛が歩き出したり、マーカーから次々とメッセージが飛び出したりする。 - GE - Plug Into the Smart Grid
http://ge.ecomagination.com/smartgrid/#/augmented_reality
GEがスマートグリッド技術のプロモーションで拡張現実を利用。ウェブカメラにマーカーをかざすと、風力発電や太陽光発電の装置が出現する。マイクにも反応。
街中のポスターにマーカーを印刷して、そこに隠されたメッセージをiPhoneで読み取ってもらうようなキャンペーンを展開できる。話題の「セカイカメラ」ならマーカーもいらない。
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