書籍「グランズウェル - ソーシャルテクノロジーによる企業戦略」をいただいた。グランズウェル(groundswell)は、次のように定義されている。
グランズウェルとは社会動向であり、人々がテクノロジーを使って、自分が必要としているものを企業などの伝統的組織ではなく、お互いから調達するようになっていることを指す。
今日、マーケティングファネルの入口でマーケターが大声で叫んでも、ファネルの中にいる消費者には届かない。ファネルの中にいる消費者を出口に導くのは、マーケターでなくグランズウェルということになる。広告主やメディア、そしてもちろん広告会社は、このグランズウェルに抵抗する戦略でなく、グランズウェルを活用する戦略をとらなければならない。しかし、テレビや新聞の活用方法は先輩が教えてくれても、グランズウェルの活用方法は誰も教えてくれない。まさに手本のない時代。自分でグランズウェルに飛び込んでみるしかない。書籍で紹介されている事例は、その手引きとなりそうだ。
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