2008年8月から9月にかけて、グーグルが池袋駅で広告を展開した。「池袋駅にはGoogleユーザーが少ないから」と、池袋駅が選択されたと理由が報道され、話題になった。
利用駅によってウェブサイトの利用状況に差異があるのだろうか。アサツーディ・ケイが2009年5月に実施した「生活者総合調査2009」で検証してみよう。「生活者総合調査」は、ADKが毎年実施しているオリジナル調査。1都3県の10,000サンプル以上を対象にしたシングルソース調査で、生活者の意識や価値観、生活行動やメディア接触までを一貫して分析できる。
JR東日本エリア内の乗車人員上位10駅について、各駅利用者のYahoo!JAPAN閲覧率とGoogle閲覧率は下表の通りとなった(乗車人員はJR東日本のウェブサイトより引用、閲覧経験サイトはADK「生活者総合調査2009」)。
これによると、Google閲覧率がもっとも低いのは池袋駅利用者で、57.0%。「池袋駅にはGoogle利用者が少ない」というのは、何とも不思議だが事実のようだ。
ADKでは、この「生活者総合調査」をはじめ、さまざまな調査データを保有している。そのような各種リソースを活用できることも、ADKインタラクティブの強みといえよう。また機会があれば、別の切り口で調査データを紹介したい。
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