先週、MediaMind Technologies がディスプレイ広告のクリック率について最新のレポートを公開しました。低下傾向にあったクリック率が下げ止まり、0.09%前後で安定するようになったというものです。
ディスプレイ広告のサイズ別のクリック率については、先週このブログでも紹介したばかりですが、MediaMind Technologies のレポートに最新の統計があったので改めて紹介します。今回の統計には、広告サイズとクリック率だけでなく、広告サイズとコンバージョン率の情報も含まれています。
レポートには、広告掲載面のコンテンツ別のクリック率およびコンバージョン率の分析も紹介されています。自動車や旅行といった目的の特化したコンテンツではクリック率もコンバージョン率も高いものの、ソーシャルネットワークではクリック率もコンバージョン率も低いようです。しかし、ソーシャルネットワークの広告は配信単価が低めであることが多いです。コスト効率を比較すれば、ソーシャルネットワークの広告のほうが有効なこともあるでしょう。
媒体社は、ソーシャルメディアの膨大な広告在庫をマネタイズしたいと考えています。その一方で、広告主はソーシャルメディアで消費者とつながりたいと考えています。両者の思惑に合致する広告ソリューション、いわゆるソーシャル広告ソリューションが、いまディスプレイ広告にもっとも期待されているイノベーションではないでしょうか。
レポートには、ディスプレイ広告の効果を引き上げるための助言も含まれています。レポートはこちらから請求できます。
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